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睡眠の五感

2020-04-18


律神経は、血行や消化吸収、体温調節などを
24時間休むことなくコントロールしています。


自律神経は
『交感神経』と『副交感神経』の2つに分けられ
交感神経は、心拍数をあげたり
血管を収縮させたりするなど
体を活発に活動させる働きを持ちます。


副交感神経は、心拍数を下げ血管を拡張させるなど
体をリラックスさせる働きを司っています。


そして、良質な睡眠をとるためには
『副交感神経』を優位にし
睡眠を促すホルモン『メラトニン』の産生が
必要です。


寝る前の携帯電話(スマホ)やテレビなどは
『メラトニン』の産生が少なくなってしまいます。


では…
寝る前のスマホやテレビ等を止めればいいのでしょうか??


それだけではなく…
寝る前・寝ている最中の
環境つくりがとても大切です。

外界のいろいろな刺激によって生ずる感覚として、
『五感:視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚』がありますが
これらの中から、睡眠中には使われない味覚を除いて
『温感』を加えたものが
良い睡眠の鍵をにぎる『睡眠の五感』だと言われています。


①視覚
上述したように寝る前のスマホ・テレビなどの
『光』を避ける事です。
スマホ.jpg


②聴覚
睡眠中に覚醒反応が引き起こされる騒音のレベルは
40デシベル以上(※)と言われています。
この音量を超えると、すぐに入眠できなかったり
浅い眠りの増加など、睡眠に悪影響が現れます
音.jpg

※40デシベルとは、図書館内の静けさや
ささやき声程度の事です。



③嗅覚
脳内の視床下部に直接刺激を与える事ができ、
更に自律神経やホルモンをコントロールしています。
ラベンダーやカモミールなど入眠を促進する香りが効果的ですが
やはり「自分が好きな香り」が一番おススメです。

香り.jpg


④触覚
身体に触れる掛け布団や敷き寝具、枕のカバーや毛布
パジャマなどの
肌ざわりを追求することは、とても大切なポイントになるのです。
布団.jpg


⑤温感
布団の中の温度と湿度を一定に保つことです。

目安は温度は33±1℃、湿度は50±5%が良いとされていて
これは1年を通して変わりません。
温度.jpg





皆様も今日から『睡眠の五感』を
是非実践していただき
今までより良質な睡眠を…

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