自律神経は、血行や消化吸収、体温調節などを
24時間休むことなくコントロールしています。
自律神経は
『交感神経』と『副交感神経』の2つに分けられ
交感神経は、心拍数をあげたり
血管を収縮させたりするなど
体を活発に活動させる働きを持ちます。
副交感神経は、心拍数を下げ血管を拡張させるなど
体をリラックスさせる働きを司っています。
そして、良質な睡眠をとるためには
『副交感神経』を優位にし
睡眠を促すホルモン『メラトニン』の産生が
必要です。
寝る前の携帯電話(スマホ)やテレビなどは
『メラトニン』の産生が少なくなってしまいます。
では…
寝る前のスマホやテレビ等を止めればいいのでしょうか??
それだけではなく…
寝る前・寝ている最中の
環境つくりがとても大切です。
外界のいろいろな刺激によって生ずる感覚として、
『五感:視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚』がありますが
これらの中から、睡眠中には使われない味覚を除いて
『温感』を加えたものが
良い睡眠の鍵をにぎる『睡眠の五感』だと言われています。
①視覚
上述したように寝る前のスマホ・テレビなどの
『光』を避ける事です。
②聴覚
睡眠中に覚醒反応が引き起こされる騒音のレベルは
40デシベル以上(※)と言われています。
この音量を超えると、すぐに入眠できなかったり
浅い眠りの増加など、睡眠に悪影響が現れます。
※40デシベルとは、図書館内の静けさや
ささやき声程度の事です。
③嗅覚
脳内の視床下部に直接刺激を与える事ができ、
更に自律神経やホルモンをコントロールしています。
ラベンダーやカモミールなど入眠を促進する香りが効果的ですが
やはり「自分が好きな香り」が一番おススメです。
④触覚
身体に触れる掛け布団や敷き寝具、枕のカバーや毛布
パジャマなどの
肌ざわりを追求することは、とても大切なポイントになるのです。
皆様も今日から『睡眠の五感』を
是非実践していただき
今までより良質な睡眠を…