機器開発事業部の田島です。
前回に引き続き2000年に出展した香港コスモプロフのエピソードをご紹介したいと思います。
前回、本番1日目でフレキシアの手作りブースがガラガラ、
途中で現地香港人スタッフにミラクルウェーブが
日本製であることを強調してアナウンスしてもらいますが、
『焼け石に水』状態のまま一日目が終了・・・大ピンチ・・・というところまでお話しました。
本番一日目をちょっとばかり暗い気持ちで終え、
その足でMr.ビリー(99年からの香港人スタッフ)が予約したレストランにスタッフ全員で向かいます
・・・飲茶を食べつつ反省点と改善策について話をはじめました。
まずはみんなで1日目を振り返ります・・・
香港人スタッフの助けを借り万全のマンパワー、
商品や資料も万全、デモもパーフェクトに成功していることを確認できました。
しかも途中でMr.ビリーに
デビューしたてのミラクルウェーブが日本製であることを強調してもらいましたが・・・
最後までブースは空いていました。
・・・99年は1日目の朝から沢山の方々で埋まっていたのに・・・。
↓99年の写真です↓
明日からフレキシアが日本のメーカーであること、
ミラクルウェーブが日本製であることを
効率的に来場者へアピールするかをテーマにミーティングを続けます・・・。
1、ビリーにもっと『日本製』を強調してもらう (広東語がわからないのに失礼ですね)
2、 元井が理論を説明、ビリーが通訳する (そんなこと急にできるのか?)
3、広東語と日本語、必要に応じて英語でマイクパフォーマンスする (複雑過ぎます)
4、Made in Japanと大きく表示する (まあ普通のアイディアでしょうか)
・・・いずれもちょっとピンとこない対策案。
その後しばらく話をした結果ブースに『日の丸』を装飾することになりました・・・
このように文字にすると大したアイディアには感じませんが、
現地ではとても良いアイディアに感じたのです。
早速コンパスと画用紙をビリーのオフィスに持ちこみ、
元井や小林、Mr.ビリーの仲間たちを含めたスタッフ全員で日の丸を手作りします。
(マジックペンとガムテープの芯で作成の日の丸)
日本国旗は手作りしやすくて最高です・・・
こういう作業は小学校の工作みたいで楽しく、
香港人スタッフとの結束も強くなり・・・やたら多く作ってしまいました。
本番2日目の朝
・・・工作は楽しかったのですが・・・
作り過ぎたのもあり・・・ちょっと悪趣味かもしれないと思いつつも・・・
作った日の丸を運動会風につなげることになりました
・・・本当に切迫した状況での決断です。
ちょっと不安げなスタッフ一同(笑顔が無い)です。
Mr.ビリー(左端): 『これで準備は大丈夫ですか?』(不安げ)
田島 (右端): 『大丈夫と思いますけどぉ・・・』(根拠無し)
香港人2人 (中央): 『・・・・・』(日本語なのに空気を読んで黙々と準備作業)
『日の丸』効果はすぐに現れました・・・良かった~!・・・とういうより助かった~!!
2日目は開場と同時に香港の方のみならず世界中の方が多くブースにいらっしゃいました。
2日目、3日目はともに
1日目とは比較にならない人数の方々と商談が進みました。
日の丸以外にも目標を大きく上回る結果となりました。
正直なところ2000年の香港コスモプロフ最終日では
『達成感』よりも『緊張から解放された感』が強かった気もします・・・
どんなイベントも終わるまで気が抜けない、判らない・・・というのは今も昔も変わりません。
ナノカレント®を求める方がいる限りフレキシアは進み続けます!
またお話します。