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デビューは香港②(田島)

2010-08-31

機器開発事業部の田島です。


1999年、フレキシア初の香港出張が決まり、全スタッフ総動員で準備作業を続けていました。

当時関連会社でバイトをしていた私も臨時の出張メンバーとして準備に参加していましたが・・・

ショ~ック!!!!!

 

香港出張まで後数日という週末・・・
バイクで転倒左手中指に手術&全治3ヶ月のケガをしてしまいました。
(レース場です、交通事故ではないです)


みんなで準備を進めてきたのに・・・激しく自己嫌悪です。

 

ケガ人が香港出張に同行しても足をひっぱるのだけではと思い、出張を辞退することを考えました。

 

まずは元井と小林に報告しました。


田島:すみません、ケガしました。バイクで転んで左手中指が・・・すみません。

元井:大丈夫かぁ~?

小林:・・・・。(←ジーっと、僕の中指を直視)

田島:ケガは大丈夫です、そのうち治ります、それよりも香港出張はどうしたら良いですか?

小林:歩けないの?通院とかするの?飛行機乗っちゃいけないの?

田島:歩けます、飛行機乗れます、でも指が・・・包帯グルグルで見た目がケガ人です。

小林:田島君、香港行きたくないの?

田島:行きたいです。

元井:しゃべるのが仕事だから指は・・・あんまり関係ないだろう。大丈夫だよ。

小林:いいじゃん見た目がケガ人でも。行こうよ。

田島:じゃ、行きます。

小林:当たり前。 

田島:ですよねー。 

小林:荷物はみんなで持てば良いんだから。

元井:直前にケガすなよー

田島:すみません

 

・・・結局は中指に大げさな包帯と添え木をつけ、消毒液と替えの包帯を持参して出発しました。


・・・数時間後・・・香港国際空港に到着。

 

1998年7月から切り替わったばかりの新空港ですから
とても新しく清潔な国際空港ですが、香辛料らしき香りから異国を感じます。
(ちなみに・・・『香港国際空港』はギネスブックで『世界一高価な空港』に認定されているそうです)

 

ホテルに到着し、広東語担当の香港人、Mr,ビリーを含めイベントをお手伝いいただく方々と合流しました。

 

香港人を含め英語をしゃべらない中国の方は多くいらっしゃいます。
商品説明に現地語=広東語は必須だったのです。

 



ビリーに対しハロー!と挨拶すると『こんばんはビリーです。よろしくお願いします』と達者な日本語・・・


ちょっとばつが悪いです・・・


日本に住んでいたこともあるビリーとともにスタッフ全員で簡単なミーティング
意思統一をします。

 

翌朝イベントメンバー全員で会場入り、海沿いのコンベンションセンター。
晴海の国際展示場や幕張メッセ、ビッグサイトよりも大きな会場に感じます。


フレキシアブース・・・といってもパーテーションで区分けされただけの何も装飾のされていない空間に到着。

みんなで書類やベッド、壁のポスター、もちろんミラクルウェーブの試作機等を準備しました。

 

フレキシアにとっては未開の地、試作段階の機器を持ち込んでのプレゼンテーション・・・
誰も来なかったらどうしよう、受け入れられなかったらどうしよう・・・
参加メンバーは期待よりも不安の方が大きかったと思います。

 

翌日からの本番3日間に備えて早めに就寝します。

 

今回は自分の視点からばかりの「日本昔話」ならず「フレキシア昔話」でしたが、
次回は実際に香港では何が起きたのかをお話ししたいと思います。

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